買う前に知っておきたい、戸建&マンション維持費

この記事では、不動産購入後にかかる維持費についてご説明しています。
将来にわたってかかり続ける費用なので、マイホーム選びやライフプランにも大きく関わってきます。
戸建とマンションどちらにするか悩んでいる方など、不動産購入する前に、ぜひ読んでいただきたい記事です。

【目次】

1. 維持費とは
2. 戸建の維持費
3. マンションの維持費
4. 戸建とマンションの維持費の違い
5. その他、維持費に影響するポイント
6. まとめ


◼︎維持費とは

一戸建てやマンションなどの不動産は所有しているだけで「維持費」がかかります。
販売価格だけをみて不動産購入を決めるのではなく、継続してかかる維持費についてもしっかり考えて資金計画をたてる必要があります。
戸建とマンションでかかる維持費が違うので、どちらを買うかの判断にも関わってきます。

◼︎戸建の維持費

一戸建ての主な維持費が次の3つです。

税金

固定資産となる土地・建物などの不動産を所有しているとかかるのが「固定資産税」
毎年1月1日時点で所有者に課税されます。

固定資産税の納税額については「課税標準(固定資産税評価額)×標準税率1.4%」で算出することが可能です。

また、都市計画法による市街化区域内に所有する建物と土地が課税対象となる「都市計画税」というものもあります。
都市計画税の税額は「課税標準(固定資産税評価額)×制限税率0.3%」で算出することが可能です。

保険料

万が一に備えて加入する、火災保険・地震保険などの費用です。
住宅ローンを利用する際に加入が必須となっている場合も多くあります。
火災保険のみでは地震被害の補償はされないため、地震保険をセットで申し込む人も多いです。
保険料金は保険会社とそのプラン内容によって異なります。

修繕費

メンテナンスやリフォームにかかる費用です。
築年数が経つと、修繕が必要になる箇所が出てきます。
代表的なものとしては、下記があげられます。

・外壁塗装
・屋根塗装
・シロアリ対策
・フローリング張り替え
・畳取り替え
・給水管
・水まわり修繕
・給湯器交換

大規模な修繕の場合は、まとまった費用が必要になることもあるため、計画的に積み立てておいた方が安心です。

◼︎マンションの維持費

マンションの主な維持費が次の5つです。

税金

一戸建てと同様に固定資産税や都市計画税がかかります。
違いとしては、建物の耐用年数が戸建てよりマンションの方が長いため、固定資産税評価額が低くなりにくい点があげれれます。

保険料

こちらも一戸建てと同様に、火災保険や地震保険がかかります。

管理費

共用部分の管理や管理人の人件費などにかかる費用。
エレベータや自動ドアや共用部分の電気代、各種設備のメンテナンス代、植栽の手入れなどです。
業者とのやりとりや収支報告といった、管理自体は管理会社と管理組合で行われます。

修繕積立金

管理費が日常的な管理に使われる費用であるのに対し、修繕積立金は大規模修繕など大掛かりな修理工事費のために蓄えられるものです。
大規模修繕では、外壁や屋上などの塗り替えや防水、配管設備や防災設備の修繕などを行います。
通常これらには多額の費用がかかるため、毎月積み立てていく必要があります。
万が一積立金が足りなくなってしまった場合は、一時金の負担を求められることがありますので、マンションの管理状況も非常に重要なポイントです。

駐車場代

車保有の場合は駐車場代が月々かかります。
費用はマンションや地域によって異なります。
また、機械式の場合は管理費や修繕費が高めになることもあります。

◼︎戸建とマンションの維持費の違い

税金や保険は同様にかかるので、大きな違いが出るのは修繕費・管理費・駐車場代などです。

戸建

手間がかかるが自分次第

修繕やメンテナンスは、自分で管理・手配しなければならないため手間がかかりますが、その分自分次第でコントロールできます。
業者選びや修繕のタイミングは自分で決めなければいけませんが、その代わり節約をしたりもできます。

マンション

管理会社・管理組合によって管理される

修繕やメンテナンスは、管理会社・管理組合によって管理されます。管理状況や戸数、築年数などが影響します。
自分で手配をしなくても良い分手間はかかりませんが、戸建にはない管理費が必要です。

◼︎その他、維持費に影響するポイント

戸建かマンションかの違いだけでなく、その他のポイントでも維持費に影響が出ます。

新築か中古か

新築の方が固定資産税や保険料が安い。
固定資産税は築年数が新しいほど高めになりますが、新築の場合は軽減措置があります。
戸建ては3年、マンションは5年、建物分の固定資産税が半額となります。
火災保険には、新築・築浅割引などのプランがあります。

何年住むか

基本的には築年数が上がると、維持費も上がる傾向にあります。
先々維持費を払えなくなったら売ればいいと考えるかもしれませんが、売りたい時に売りたい価格で売れるとは限りません。
将来的に住み替えの可能性がある場合は、購入時から売りやすい物件かどうかも考慮に入れておきましょう。

管理状況

マンションの場合、築年数や戸数によっても維持費に影響が出ます。
修繕金積立金が不足している場合は一時金を払う必要が出てくることもあります。
修繕ができなければ、住むことができなくなったり、売るにも売れなくなります。
また、戸数が少ない場合は一戸あたりの負担額も大きくなります。
管理状況はネットに掲載されている一般的な物件情報には出てこない部分なので、可能なら不動産会社の担当者に調べてもうらうなどしてみましょう。

◼︎まとめ

不動産購入の際に不安なのが、将来的にずっとかかる「維持費」。シミュレーションするのも難しいポイントです。
まずは、将来的なライフプランをじっくり考えてみるのも良いでしょう。 年をとって、どこでどのように暮らしていきたいか…。 家族と話をするのもおすすめです!
その上で、戸建てかマンションか、新築か中古か…など、どれがマッチするかを検討してみるのも良いと思います!


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